「スプラフォリアータ」は、その独特な葉の広がりが魅力的な一株。通称「ブックアロエ」と呼ばれるように、開いた本のような株姿が特徴的で、アロエ好きにはたまらない存在感を放つヤツ。
行きつけのお店で久々に見かけて、これは出会いかもしれない!と購入。お兄さんいわく「あまり鉢を大きくするとこの形が崩れるので、小さい鉢で厳しめに管理するのがおすすめ」とのこと。
なんだか置き場所に困る形状ではあるけど、それすらももはや愛らしい。お気に入りです。
アロエ スプラフォリアータ / Aloe Suprafoliata
南アフリカ原産のアロエ種で、葉が左右に広がるように展開する株姿が個性的。上から見ると重なるように綺麗に積み上がっていく葉が美しい。ただ成長すると直径が30cmにもなり、葉もロゼット状になるらしく、それは避けたいところ。
肉厚で長い葉は灰緑色で、表面には薄い粉状の被膜(ブルーム)があり、光沢を抑えた質感が特徴。トゲは比較的柔らかめかな。乾燥に強く、冬は断水すると0℃近くまで耐えるらしい。
購入後、左右の葉が下に垂れ下がってくるので、高さのあるセラアートの鉢に植え替え。ここでいい具合の作家鉢とかあればハマるんだろうけど、あいにく適当な鉢がなくて。また鉢欲がふつふつと湧いてくるなあ。
この枯れた下葉が残るのがまたいいんだよなあ。古い葉が葉先から枯れ込んでくるのも実に渋い。なんかも全体として絵になるというか、佇まいが孤高の存在だよな。
上からみたところ。重なるように積み上がっている。美しい。
基本、ベランダ育成。よく日のあたる場所を確保してます。
育て方
水やり
- 春と秋(成長期): 土が乾いたらたっぷり与える
- 夏: 控えめに。梅雨時期は控えめに
- 冬(休眠期): 水やりは月1~2回程度、土が完全に乾燥してから
- 乾燥には強いけど過湿には注意
日当たり
- 春と秋(生育期): ベランダで直射日光に当てる
- 夏: 遮光ネット下で。強い直射日光を避ける
- 冬(休眠期):最低気温が10℃切ったら室内管理へ
- 冬越しは完全に断水はせず月1くらいでサッと水やり
購入してそろそろ1年になるけど、状態は良好。ずっとベランダ管理で春秋は直射日光で、夏は遮光下に置いていたけど、葉焼けすることもなし。成長は思ったよりも遅めかな。春秋が生育期らしいのでもっと水をあげてもよかったかも。
とにかく個性的なアロエでお気に入りなんだけど、葉の形状ゆえに置き場所に困りがち。同じく置き場所に困るディッキアたちとはまた別の意味で、存在感を発揮してくれるのでw
とにもかくにも、この形状をどこまで維持していけるのかの勝負だ。