冬型の塊根植物、ペラルゴニウム属のトリステ。
枯れた古木のようなゴツゴツした幹肌の塊根と、そこから伸びる繊細な銀緑の葉っぱのコントラストがなんとも神秘的です。まるで盆栽かのような佇まい。これぞギャップ萌えだなと。
手に入れたのは、同じ冬型植物のオトンナ・カカリオイデスと同じ頃、23年の1月だか2月くらいだったかな。この時期は毎週のように植物を買ってた記憶が。冬だというのに調子に乗ってたんだなあw
ペラルゴニウム トリステ / Pelargonium triste
トリステの自生地は南アフリカ、西〜北ケープ州。現地だと塊根部分は現地では地中に埋まってるそうです。鉢植えでも塊根を土に埋めると成長するらしいけど、この塊根が見られなくなるのがもったいなくてどうしても埋められないw
よく見かけるトリステは縦型というか長方形ぽい塊根のものが多い気がしてるけど、これは山形で三角形ぽい塊根なのが特徴的。そしてその頂きからグッと横に突き出た部分から補足伸びた枝がまた面白い。
この塊根の形、そして枝ぶりというか葉振り。じつに美しい。
冬型だから寒さには強い。最低5℃まではいける。でも、念のため最低気温10℃を切ってきたら室内へ取り込みが安心です。夏は休眠期なので蒸れに注意して半日陰で管理しつつ、水やりは断水まではせず月一のサッと水やりで乗り切れたな。
成長はかなり遅いらしいので、この状態のまま長く楽しめそう。ほんと盆栽みたいだなー。
シルバーグリーンの葉っぱ。フワフワ。モサモサ。
なにやら枝先にほんのり桃色の気配。これはもしかして花芽かな?ワクワクするぞ。
トリステの葉っぱは日光をしっかり当てないと徒長してしまうので注意したいところ。
今年は気温が下がったタイミングで早めに室内に取り込んで、そこからLEDライトで育成したのでなかなかいい具合に締まった気がしてる。LEDライト直下でも葉焼けしなかったし、直射日光にも強い印象ありです。
LEDライトを浴びて輝いているトリステ。ほんと古木というか盆栽みたい。なんともいえない魅力。今年の葉振りはかなりいい感じ。なかなか上手に育てられたと自負しています。
育て方
置き場所
- 春と秋はベランダでよく日光を当てる
- 冬は最低気温が5度近くなってきたら室内に取り込み
- LEDライトでしっかり陽当たりを確保(葉っぱの徒長に注意
- 夏になって葉を落としたらベランダの棚下へ
- 年中とおして風通しを意識する
水やり
- 春と秋は乾いたら水をたっぷり
- 冬は室内かつLEDライトなの3日おきくらいで水やり
- 夏で休眠したら月1くらいさっと水やり(断水はしない
秋になって他の冬型がどんどん目覚めるなか、トリステだけはなかなか動きがなくて心配してました。でも、11月になって枝先に動きが出始めて、11月の中頃には葉っぱを伸ばし始めたので、ホッと一安心。
正直、トリステは冬型のなかでもかなりのお気に入りです。なぜか息子も大好きらしい。
こうなってくると、よく見かける縦型でしっかりした風貌のトリステも欲しくなるんだよなあ。現地球のいかつい形のヤツを買って発根から挑戦してみようかな。トリステの野望!