
パキポディウム・ウィンゾリーの真っ赤な花が咲いてくれた!
パキポディウム好きなら誰もが憧れる、鮮やかな赤い花を咲かせる美しい塊根植物がウィンゾリーだ。昨年、店頭で買った実生で、順調に育ってくれてはいたものの、まさか花を咲かせてくれるとは、めちゃくちゃ嬉しいわー。
パキポディウムも多種多様だけど、赤い花はこのウィンゾリーとバロニーくらい。ゆえに、この赤い花に憧れていた。ちなみに、ウィンゾリーはバロニーの変種なので、赤花はレアと言ってもいいかもしれない。
パキポディウム・ウィンゾリー / Pachypodium windsorii
ウィンゾリーはマダガスカル最北の州であるアンチラナナ州とマハザンガ州のごく一部の地域が原産。標高120-460mまでの範囲の岩体域のスロープや急な崖、乾燥した疎林の岩場などに自生しているらしい。
パキポディウム・バロニーの変種(もしくは亜種)とされている小型のパキポディウムで、何十年、何百年という年月を経た古株でも枝を含めた高さ1.2m、幹の直径は30cmほどにしか成長しないんだとか。つまり、狭小住宅のベランダでも安心して長期間楽しめる株ってことだな。

樹形もバロニーに比べて小さくコンパクトで、より幹が丸く太りやすい特徴がある。バロニーはある程度の高さに成長するまで幹が膨らみにくいのに対し、ウィンゾリーは小さな株のうちからでっぷりと太ってくれる。

枝の先端からは厚みのある大きな広い葉を展開する。革質の葉の表面はツヤがあって濃い緑色をしていて、この緑と赤い花の鮮やかな組み合わせは南国感があるな。いやマダガスカル産だけどw

冬の間は室内のLEDライトで育成してたけど、春になって気温が上がったので、今はベランダで育成中。手に入れたときは小さいながらも姿のいい株だったけど、まだなんとかバランスを維持してるかな。
育て方
水やり
- 春と秋:休眠から目覚めたら徐々に水やり開始。隔週1回程度
- 夏(成長期):用土が乾燥してからたっぷりと水やり。週1回程度。梅雨明け以降は雨ざらし推奨
- 冬(休眠期):葉が落ち始めたら断水気味に管理。月に数回湿らせる程度
水のやり過ぎで徒長に注意。辛めに水やりしたほうが良い株姿になる
日当たり
- 春と秋:ベランダの日当たりの良い場所で直射日光をしっかりと
- 夏:真夏でも直射日光や風に当てる。雨ざらしのが元気に育つ
- 冬:寒さに弱いので早めに室内取り込み。LEDライトで管理
年間を通して日光のよくあたる場所で管理すべし
とにかく注意してるのが気温かな。パキポディウムのなかでも特に寒がりらしいので、冬の取り込みタイミングは気にしまくり。大体、15℃切ったら取り込むようにしてるかな。一番乗りで室内行きw
ウィンゾリーはその独特な樹形と美しい花、そして育てやすさから、塊根植物初心者にもおすすめできる種類だと思う。特に都内の狭小住宅でも長期間楽しめるサイズ感は大きな魅力だよなあ。
ちなみに、ウィンゾリーは種からの実生栽培も人気が高い。それならばと、種を購入して実生に挑戦している。種はシードストックやメルカリとかで手に入る。種まきは6〜7月頃が適期。いくつか発芽して育成中だけど詳細はまた別途紹介予定。
憧れの赤い花が咲いてくれて、ほんと嬉しいな。来年はもっとたくさん咲いてくれるよう育てていかねば。