パキポディウム イノピナツム / トトロのような可愛らしい風貌に娘が一目惚れ。

どことなく、トトロを彷彿とさせる風貌に一目惚れでした。それも娘が。

今年の1月、行きつけの園芸店に長女と訪れたときのこと。「気に入ったものがあれば教えて」と促したところ、じっくり吟味した末に選んだのがこのイノピナツムでした。

意外な選択だなと驚きつつも、確かにグラキリス、レウコキサンツム、恵比寿笑いは既に所有しているものの、イノピナツムはまだ我が家のコレクションにはなかったなと。選んだ理由を聞くと「トトロみたいで可愛い」とのこと。なるほど、言われてみれば!

とっくり型の塊根ボディの後ろに太い枝が2本、手前に小さい枝が2本。確かにトトロのシルエットが浮かんでくるような。娘の目利きに感心しつつ、この子を購入。我が家のパキポ軍団に新たな仲間が加わりました。

パキポディウム イノピナツム / Pachypodium rosulatum var. inopinatum

イノピナツムの特徴は、太くて短い塊根と白や灰色を帯びた美しい表皮です。細長い葉の中央に走る白い線が涼しげな印象を与え、咲かせる白い花も魅力的。同じパキポディウム属でもグラキリスとは一線を画す、独特の美しさを持つ塊根植物です。

基本種のパキポディウム・ロスラツムは丈夫で育てやすいことで知られているけど、イノピナツムは高山性(標高1000メートルの岩場に自生)のため、若干の気難しさがあるらしい。特に夏の直射日光には注意が必要とのこと。

で、うちのイノピナツム。トトロっぽい形状はもちろん、白と灰色の表皮の美しさが際立ってます。ところどころにあるブツブツや、赤茶けた表皮が混ざる個性的な外観もめちゃ魅力的。葉の緑と白、表皮の白と灰色と赤茶のコントラストが、豊かな表情を生み出してるよなあ。見飽きることがないぞ。

ちょっと横から見てみる。赤茶色の表皮が際立ちます。この寸胴なフォルムがいいw

反対側は白肌多めです。この風合いがたまらない。

上から。緑の葉っぱ。白い葉脈が綺麗です。

ベランダでパチリ。アロエに囲まれて。立ち姿が可愛すぎる。

育て方

水やり

  • 春秋:乾いたら水をたっぷり
  • 夏:成長期なので週1でたっぷり(蒸れに注意
  • 冬:ほぼあげない(月1で湿らすぐらい
  • 乾燥には強いけど過湿には注意

日当たり

  • 春秋は日当たりと風通しのよい場所に
  • 真夏は直射を避けて遮光ネット(40%)の下に
  • 最低気温が10℃を下回ったら室内へ

パキポディウム軍団はベランダで管理しています。日光を好むパキポは、生育期には戸外での直射日光が理想的。あまり過保護にせず、雨ざらしもOKくらいの心構えで育てています。蒸れを嫌うので梅雨時期は少し気を使うかな。あと、真夏の強烈な日差しは避けたいので、遮光ネット下に移動させます。寒くなれば室内のLEDライト下に移動予定です。

ほんとイノピナツムはいいなあ。かなりお気に入りです。イノピナツムの魅力にすっかり取り付かれ、グラキリス並みにハマりそうです。大きな個体や立派な枝ぶり、美しい白い肌を持つ個体にも目を奪われてしまう。パキポディウムの世界は奥が深い。コレクションが増えていく予感が…。

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この記事を書いた人

趣味は園芸。東京在住5人家族のお父さん。気づけばアラフィフ。都内の狭小住宅のベランダで植物を育てています。最近は、アガベなどの多肉にどハマりしながら、パキポなどの塊根に手を出しつつあります。ヤバい。