
たまたまヤフオクで手に入れたマクロプスの抜き苗。まさか落札しないだろうと思って入札しといたら競合なしで落札されてた。1万1千円。丸い形だけど穴があったりで状態が悪く見えたのかな。穴も個性と考える派としてはラッキー。
届いた株はもちろん未発根で葉っぱもなし。根っこ込みで全長40センチくらい。根っこはしっかりあるけど乾いてる。なんなら枝元は黒い。穴もある。うーん、確かに不安が先行する状態ではあるかな。まあでも発根管理やってみないとわからない。はず…。
念願だったマクロプス。とにかくこのまんまるでずんぐりしたフォルムがたまらない。丸いは正義です。どうにか無事発根させたいところ。とりあえず現状の状態と形状の記録を。
こっち側は少し黒ずんでるところあり。でも表皮が剥がれたら問題ないかも。B面かな。

やっぱりこっち側がA面かな。可愛らしいフォルム。

こっちに穴あり。表面は黒ずんでる。触った感じも固いしこれはこのままだろう。

逆側。こっちは綺麗。

上から。枝部分の切り口は乾いてるけど状態は悪くなさそう。

状態としては痛みはあるものの、触った感じも固いので悪くないのではと。
ちなみに、未発根株を選ぶコツとして、芽が少し出ていたり緑っぽくてみずみずしい株がいいと言われてるらしい。逆にシワや黒ずみのある株は弱ってる確率が高いとのこと。この株は黒ずみも穴もあるので、セオリー的には不安要素が多め。それでも固さを信じてみる。
キフォステンマ・マクロプスとは
キフォステンマ・マクロプス、正式にはキフォステンマ・ウター変種マクロプス(Cyphostemma uter var. macropus)は、ブドウ科キフォステンマ属の塊根植物で、アフリカ南西部アンゴラのナミベ州が原産。非常に乾燥した地域に自生してる。
変種名の「macropus」はラテン語で「大きな足」の意味で、その名の通りでっぷりと太い株姿から命名されたらしい。基本種のキフォステンマ・ユターは高さ2mほどまで育つのに対して、マクロプスはせいぜい1mほど。かつ、ユターより球形に近い形に成長するのがマクロプスの特徴なんだとか。
成長は非常に遅くて、水や肥料を与えすぎるとひょろっと徒長して魅力の丸みが崩れてしまうらしいので、じっくりゆっくり育てる覚悟が必要そうだ。発根した後の置き場所も考えとかないと。これから寒くなるから室内かなあ。
さあ発根管理をやっていこう。

まずは、残ってる根っこを整理していく。輸入期間で枯れきってる根っこなのでばっさりカットしていく。もちろん主根もカット。やっぱりがっつり乾いてた。しっかりカットして新鮮な部分を少しでも露出させるのが重要。

新鮮な部分が出てくるまでカット。けっこう剪定することになったけど間違ってはいない。新しい根っこを出すためには大事な作業。ここで遠慮してはいけない。もちろんやり過ぎもよくない。見極めが肝心。

カットした状態はこんな感じ。根っこ込みで全長40センチくらいあったのが、整理して30センチくらいに。あらためて丸い株だな。マクロプスとして理想的なのは左右に太い幹が張り出してる形状だとは思うけど、この張り出しの少ないずんぐりした形状も大好物ですよ。
次は消毒へ。ダコニール1000を希釈させた水に株元をつけ込む。だいたい3時間くらいかな。発根管理で腐らせてしまうことほど悲しいことはないので、さぼらず消毒しておく。

そして、発根促進へ。オキシベロンに希釈させた水につけ込む。だいたい20時間くらいだったかな。とにもかくにも発根しますようにと祈るのみw

オキシベロンの儀式を終えたら、さらなる発根促進へ。根っこ周りにルートンを塗り込む。粉末なので綿棒を湿らせながら丁寧に塗りたくっていく。あまり濃く塗るのもよくないらしいのでうっすら白くなる程度で十分。といいつつ塗りすぎたかも。

あとはしっかり乾くまで放置。1日とか2日くらいかな。
しっかり乾いたらいよいよ用土へ植え込み。水はけの良い用土がおすすめなので、プロトリーフの「室内向け観葉・多肉の土 硬質Premium」を使用。鉢は菊鉢の6号。底石を敷いて用土をたっぷり入れて株を固定。存在感あるなあ。植え込んだ状態で、塊根部分は縦11〜13センチ、横16〜18センチくらい。縦より横が長いどっしり体型。
ちなみに、今回は水耕ではなく用土への植え込みを選んだ。理由は3つ。株が大きすぎて水耕の環境が作れなかったこと。植え込みのほうが温度を保持しやすいこと。あとは水耕だと腐りが心配だったこと。この判断が合ってるかどうかは正直わからない。グラキリスの発根管理では、水耕で1ヶ月で発根した株もあれば、土耕に切り替えて長期戦になった株もあったので、正解は株次第なのかも。調べてみたら、マクロプスでも鉢に植えて加温しながら風を当てて、2週間ほどで発根した例があった。少なくとも的外れではなさそう。

発根には日中で25℃〜30℃前後が最適らしいので、置き場所はLEDライトのラック脇へ。念のため鉢の下にヒーターマットを敷いて温度もキープ。サーキュレーターの風をゆるくあてておく。水は完全に乾ききらないようにあげる予定。目安は土の表面が乾いてきたタイミングで、だいたい3〜5日に1回くらいかな。ここで水をあげすぎて腐らせてしまうことだけ注意。
発根の確認と、これからの管理
発根管理の開始は9月17日。調べてみると、発根の確認は植え込みから2週間後くらいに一度抜いてみる人が多いみたい。グラキリスも2週間ほどで発根した例があるらしく、管理が合っていればそのくらいで動きが出るとか。植え込みから2週間だと10月の頭あたりが確認の目安になりそう。
ただ、抜いて確認するのは根にとってもストレスになりそうだよなあ。どのタイミングで確認するか、ここは悩みどころ。あと、マクロプスは高温で乾燥した土地が原産だから、霧吹きで湿らせるような管理は基本しないらしい。土が乾いたら水やり、という基本を守っていく。
無事に発根して冬を迎えるなら、寒さには極端に弱いので最低気温15℃以上をキープするのが安心ラインとのこと。日光もできるだけ長時間当てたいけど、冬の室内だとLEDライト頼みになりそう。
あとは見守るだけ。さあこっから無事発根してくれるかどうか!