ある日、行きつけのお店で「アガベ レッドキャットウィーズル」のうち、二株だけに「ゴリ猫」という一風変わった名前が付いていて、「なんだコレは?」と興味を惹かれたのが、ゴリ猫との出会いでした。
購入したのは2021年4月末頃。他のとレッドキャットと比べても明らかに厳つい鋸歯とスピン!コレは格好いい!と一目惚れして手に入れました。もちろん、予算的には激しくオーバーしてたのでかなり躊躇したけれど、コレは間違いなく大きな出会いになるはず!と購入。いまもって後悔はしていない。むしろあのときの自分の判断を褒めてやりたいくらいw
アガベ チタノタ レッドキャットウィーズル / Agave titanota Red Catweazle
レッドキャットウィーズルのゴリ猫の特徴は、レッドキャットの中でも形が低くコンパクトに収まりつつ、葉が厚くノギが強烈なところです。いわゆる選抜個体で、ヨーロッパーのナーセリーの株なんだとか。
確かにノギの荒々しさは強烈なものがあり、伸びやすいと言われるレッドキャットにしては短葉です。
ゴリ猫って名前は通称で、一時期は非常に人気が出てやたら価格が高騰してたけど、今はだいぶ沈静化した感じかな。まあレッドキャットなのは変わらないし、詰まるところ個体差なんだろうなと。
個人的にはそこまでゴリ猫って名前にコダワリはないけど、「ゴリ猫」って字面と響きは気に入ってますw
今見てもポテンシャルを感じるなあ。
ただベランダで育成してたので、それなりに雨ざらしな環境でした。もちろん、雨が続く日や台風の日は部屋に取り込んでたけど限界もあり…。
一枚葉が展開した状態。やっぱり格好いいなあ。
成長点にグッと寄ってみた。鋸歯が厳つい。
これは梅雨の間に部屋に取り込んでた時かな。まだまだ短葉です。
これは2021年の冬前の状態。まだまだイイ感じ。
そして、2022年の7月頃。新葉の2〜3枚が伸びてしまった…。
なんか葉の形がそれまでとぜんぜん違う…。細長い…。
こっちから見ると伸びてるのがよく分かる。完全に伸びてるw
うーん、春先まではどうにか粘ってたんだけどなあ。やっぱり難しいです。
振り返ると、春先から梅雨にかけての雨ざらしが原因なのかな。雨が続く日や梅雨真っ只中には部屋に取り込んでたんだけど駄目だったかー。とはいえ、ベランダ育成の限界な気がするなあ。まあ、元気に育ってるとも言えるんだけど…。
丸く締めて育てるって難しい。とにもかくにも勉強になったなと。次にいかそう!
育て方
- 置き場所は屋外ベランダで雨ざらし(遮光40%ネット)
- 雨の日が続いたり大雨の日は室内に取り込む
- 春秋の水やりは週1回の頻度
- 夏の水やりは3日に1回の頻度
- 冬は気温が10度切ってきたら屋内へ移動
- 冬の水やりはほぼ断水(徒長に注意
徒長したのでさあどうしたもんかと。とりあえず、お店のお兄さんに相談してみたところ、「これは伸びてますね。僕なら切っちゃいます。子株増やします!」と笑顔でアドバイスをいただきw
まあ胴切りも一度試してみたかったし、やるなら形が崩れたこのタイミングかなー。ってことで胴切りを決断です。さらに、胴切りが上手くいって子株が複数出てきたら、1つはお兄さんのお気に入り株の子株とトレードすることに。
こういうコミュニケーションが生まれるのがまた楽しいし、園芸を趣味にする醍醐味を感じる瞬間でもあるなと。
というわけで、果たしてアガベ レッドキャットウィーズル(ゴリ猫)の胴切りは上手くいったのか?はたまた、お兄さんと子株のトレードは実現できたのか?そのあたりは、以下参照で!