一昨年の春に購入した「アガベ レッドキャットウィーズル」、通称「ゴリ猫」。
去年、2022年7月30日に胴切りしました。購入してから1年と少し。前回の記事でまとめたように、やや徒長気味なってしまったこともあり、ここは思い切って胴切りしてしまおうと決断。
そのあたりの経緯と、その後の様子をざっくりまとめてみました。
購入時からの成長過程をまとめています。まあ最後には徒長しちゃうんだけどw
胴切りとは、アガベを横に切断することで切断面からあらたな新芽を吹かせる増やし方の一つです。アガベの強健な成長力を活かして、主に株を増やしたい場合や、徒長したり傷んだりしてリセットする場合に行われます。
当時、胴切りは未経験だったこともあり、失敗したらどうしようという不安があり躊躇してたところ…。行きつけのお店のお兄さんが「やりますよ!」と言ってくれたので、鉢を持参してやってもらうことに。ありがたいわー。
ではさっそく。
お店の台に置いて、胴切り開始。釣り糸らしきナイロンの糸を巻いてグッと引っ張っていきます。
最初は素手でやってたけど、さすがに指が痛いってことで手袋を装着して再スタート。しばらくガシガシとやってると…。
スポッと抜けた!取れた!
鉢側の「胴」と、本体側上部の「天」に分割。胴の切り口もめちゃ綺麗です。さすが。
天の切り口も美しい。葉が一枚も欠けることなし。上手だなー。
胴はそのまま鉢植えのまま管理して、天は水苔に置いて発根管理へ。
すると、一ヶ月もすると胴から芽が出てきて、9月末にはしっかりした子株が顔を出しました。
天も無事発根したので、再度の胴切りに向けてベランダ雨ざらしでのびのびと育成です。
冬を越えて、2月の上旬には二つの子株が窮屈そうにせめぎ合うまでに成長。鋸歯がイイ感じ。
聞いた話だと葉っぱの数だけ子株が出るらしいけど、二株しか出てこない。もっと子株が出てくるのかと思ったけど、こんなもんなのかな。
3月末。子株もかなり成長。窮屈そうに押し合いへし合い状態。そろそろ外してもよさそう。
てことで、一株取り外し。行きつけのお店のお兄さんと子株のトレードを約束しているので、子株をお店へ持参です。
お兄さんからトレードで譲り受ける子株(USオテロイ)はまだちょっと小さいらしいので、成長したら交換することに。
4月末、もう一株もさらに成長。一回り大きくなったかな。なので、満を持して取り外します。
すでに根っこが出てたので発根もらくらく。ノギも強そうな雰囲気かな?
イイ感じだー!
7月、待ちに待ったトレードの子株をお兄さんから譲り受けました。やったー!ということで、さっそく水苔で発根管理を開始。今回は株がまだ小さいこともあり、水耕ではなく水苔で挑戦です。より安全策ですね。
がしかし!じつは夏を超えて調子を崩し、結果的に発根失敗で溶かしてしまいました…。
無念の一言です。根っこの部分が黒くなってグジュグジュしてきてるなと思って、乾かしては水苔に刺すのを繰り返してたんですが、結果的には完全腐ってしまい。溶けてしまいました。悲しい。
お兄さんに報告して相談したところ、失敗の原因は水苔の入れ物がガラスの瓶だったことかもと。ガラス瓶で水苔がうまく乾燥せず常に濡れた状態だったこと、要は水耕状態になっていたんだろうという仮説。
水苔はほぼ失敗しない方法なので、次やるときはプレステラのスリット鉢を使うとか、それこそネットとかでもいいという話でした。まあ、最初は失敗しがちなので仕方ないですよ、と励まされ…。
なんなら、また子株を譲りますよ!とも言ってもらってありがたいやら申し訳ないやら…。不甲斐ないなあ。
というわけで、胴切り自体は成功して、胴から子株も出てきて収穫もできたし、天も発根したしで、今回の胴切りは大きな問題もなく成功したと言っても過言ではないのかなと。
ただ、葉の数ほどには子株が出てこないのが気になりかなあ。お兄さんは「心配しなくても絶対出てくるので」と言ってくれるけど、どうなるんだろうとちょっと心配。
子株が出た葉っぱを取り除くと出てくるらしいので、試してみて発芽を促してみようかな。それか焦らずじっくり待つか。ううむ悩ましい。
それはそれとして、子株はLEDでじっくり育成中です。がしかし!お兄さんが育ててる子株と比べるとなんだか成長に違いがあるというか差があるというか。
お兄さんの株は締まってるのに、私の株はなんだか徒長気味?気のせい?悩みがつきないw