
またしても辛い報告になってしまった。
先日投稿した亀甲竜三号の腐りに続いて、順調に育っていたはずの四号までもが腐って☆になってしまった。信じられない…。四号は昨年の長谷川ナーセリーさんの抽選で当選した株だっただけに、なおさらショックが大きい。
四号は割れめが大きくて個性強めな形で、ぐんぐん大きくなってた株だった。なぜこんなことになってしまったのか…。
植え替えから腐敗まで
事の始まりは、夏前の植え替えからだった。
6月頭、休眠期に入った亀甲竜たちの鉢増しを実施。一号と二号を6合鉢に、みちみちになっていた四号を5号菊鉢にそれぞれ鉢増し。植え替え後に水をやり、日当たりと雨を避けるべく3階ベランダの棚の二段目に配置しておいた。
1〜2週間後、ふと見ると四号の成長点の周りが黒ずんでいるのを発見。

「あれ?以前は黒くなかったよな?」
鼻を近づけて臭ってみるとほんのり臭いニオイがするようなしないような。これはまずいかもしれないと思い、風通しを確保するために棚の上段に移動。少し様子を見ることにした。

1週間後、やはり黒ずみが改善されない。これはやばい!と判断し、急いで室内に取り込む。LEDライト棚の下で送風機の風を当てながら蒸れ対策を試みる。
どうか元気になってくれと祈りながら…。
そして7月の悲劇
がしかし、さらに1週間たって7月。塊根部分を触ってみると、ぐにゃっとした感触が。
ああ、やっぱり腐ってしまったか…。

臭ってみると完全に腐ってるサイン。この時は本気で目眩がしたくらいの衝撃だった。今年の3月に三号が腐って逝ってしまったばかりで、まさか2株連続で枯らすとか嘘だろと。
祈る気持ちで数日様子を見てみたけど、最終的には株全体がブヨっとした感触になってしまい。ああもう駄目だったかと、覚悟して株を引っこ抜いてみると、塊根部分の中身は抹茶色でドロドロ状態。

泣ける…。
失敗の原因を考える
なぜこうなってしまったのか、少し振り返ってみたい。
植え替えの方法
植え替えの時期的にはいつもどおり6月に入ってから。完全に葉が落ちてツルも枯れてからだった。植え替え方法も、できるだけ根っこを触らずそのまま鉢増し。亀甲竜はあまり根を触らないほうがいいらしいので。
置き場所と水やり
植え替えたあとは、たっぷり水をやってから、3階ベランダの日陰、棚の2段目に置いておいた。
もしかすると、植え替え直後の水やりがまずかったのかもしれない。休眠期だから水を吸わないので、蒸れてしまったのかもしれない。
さらに、置き場所もまずかったのかもしれない。ベランダは3階だから7月の日当たりと高温を避けて棚下に置いたものの、風通しの悪さも相まって、蒸れてしまったのかもしれない。
推測される原因
他に何か特別なことはしてないんだよな。例年通りの植え替えだったと思われる。
なので、おそらくだけど植え替え後の水やりから乾くまで時間がかかって蒸れてしまった。これが原因だろうと。
今思えば、植え替え後は水をあげずにそのままにする。そして、置き場所も外じゃなく室内にしとけばよかった気がするなあ。仮に水をあげたとしても、温度を維持できる室内に移動させるべきだった。
ほんと悔やまれる…。
三号も結局はベランダ育成で秋から冬にかけて調子崩したことを考えると、秋雨と風不足だったんじゃなかろうかと。つまりは、3階のベランダは亀甲竜にとって必ずしも快適な育成環境じゃないってことなんだろう。
今後の教訓
同じ失敗を繰り返さないために、これからの亀甲竜管理で気をつけるポイントをまとめてみる。
植え替え時期と方法
- 完全休眠期(葉とツルが完全に枯れてから)に実施
- 根をできるだけ触らない鉢増し方式
- 植え替え後は水やりをしない
置き場所の選定
- 休眠期は室内管理を基本とする
- 風通しの良い場所を確保する
- 夏場の高温多湿環境は避ける
- 梅雨と秋雨の時期に特に注意
環境管理
- ベランダ育成の限界を認識する
- 季節に応じた場所の使い分け
- 異変を感じたら速やかに室内へ
こんな感じかな。これからもまた新しい亀甲竜を迎えることになるでしょうけど、今回の教訓を活かして大切に育てていきたいです。
失敗は辛いけど、きっと次につながる経験になるはず。同じような失敗で悩んでる人がいたら、ぜひ参考にしてみてほしいなー。一緒に頑張りましょう。