気温も下がり夏型の植物が勢いを失うこの季節。主役に躍り出るのが、赤茶(レッドブラウン)の幹肌と、緑銀(シルバーグリーン)の葉のコントラストがたまらない、ペラルゴニウムのミラビレ。冬型の塊根植物です。
この株は、昨年の6月頃に行きつけのお店で手に入れたやつで、現地球の株でちょうど店頭に並んだばかりだったのもあり、10株くらいあるなかから吟味しまくって選んだお気に入りの株です。
サイズも大きくて見栄えしまくり!映える!
ペラルゴニウム ミラビレ / Pelargonium mirabilis
「ペラルゴニウム・ミラビレ」(Pelargonium mirabilis)は、ゼラニウム科(Geraniaceae)に属する植物の一種で、南アフリカが原産。”mirabile”は、”不思議な”という意味らしく、まさにその特徴的な風貌を表してる言葉だなと。
購入時はまだ未発根の状態だったけど、鮮度が良かったみたいで、持ち帰って水やりしてたらすぐに発根したらしく、芽が出てくれた。
で、すぐにこんな状態にまで葉っぱが成長。めちゃくちゃワサワサしている!
まだ株が不安定だったので、お店で針金を使って安定させてもらいました。ありがたい!
ミラビレは冬型なので、ちょうど気温が下がりはじめた今くらいの時期に目を覚まします。今年はどうかな?と心配しながら観察してたら、9末頃にはもう芽が出始めて無事お目覚め。
これは10月中旬頃の状態。ベランダの棚の陽の当たるところに移動して、綺麗な葉っぱが伸び始めてる。
これが10月下旬。すくすくと葉が伸びている。
ミラビレの最大の特徴といえるのが、この枝と葉のコントラストです。花林糖のような濃い茶色の枝から、こんな可愛らしい葉っぱが生えてくるとか、ほんと不思議だよなあ。
枝も面白い形で、右へ左へ複雑な分岐をしている。白っぽいの部分は現地の苔の跡らしい。
成長すると薄いピンクの花を咲かせるらしいけど、まだお目にかかれてません。今年はどうだろうなあ。
まだプラ鉢のままだけど、冬型は成長も遅いので鉢を楽しめるのも冬型の強み。そろそろ重量感のある鉢に植え替えたいなあ。できれば作家鉢で!
育て方
置き場所
- 秋から春はベランダでよく陽を当てる
- 冬は10℃を切ったら室内に取り込み
- 夏になって葉を落としたらベランダの棚下へ
- 年中とおして風通しを意識する
水やり
- 秋から春は乾いたら水をたっぷり
- 初夏で葉が枯れ出したら水は控えめに
- 夏で休眠したら月1くらいさっと水やり(断水はしない
ミラビレの育て方で特に注意しているのは、水のやり過ぎと風通しです。つまり蒸れに注意!
もともと極度の乾燥地帯に自生している植物なので、湿った状態が続かないように、なるべく風通しのいいところですぐ乾かすようにしています。
あとは、夏の休眠期間でも完全に断水しないことかな。この夏もたまにサッと水やりをしてあげてた。結果、無事に目を覚ましたので、ひとまずはこのやり方で間違ってなさそう。
ちなみに、このミラビレ。あまり植物に興味のない家族にも意外や好評だったりする。形なのか色なのか。
そうなると、どうにか子供たちにも植物に興味を持って欲しいお父さんとしては、室内のリビングあたりに置いて愛でたいところだけど。もどかしい…。