オトンナ ユーフォルビオイデスの種をまいて実生から育ててみる。

オトンナ・ユーフォルビオイデスの実生

ずっと気になってるのに手に入れられていない植物の一つが、冬型の塊根植物オトンナ・ユーフォルビオイデスでした。

行きつけのお店やネットでもたまに見かけるんだけど、他にもっと気になるヤツがあってついついそっちに流れてしまいがち。いわく、永遠の二番手三番手といったポジションの植物ってあるあるだと思ってますw

そんなユーフォルビオイデスを昨年秋頃に行きつけのお店でまたも現地株を発見。お兄さんとずっと気になってるんだけどねーと談笑してたところ、「ユーフォルビオイデスは種まいて実生からやったほうが塊根が太くなりますよ」と言われマジですか。じゃあ、実生でやってみよう!となったのが始まりでした。

オトンナ ユーフォルビオイデス / Othonna euphorbioides

オトンナ・ユーフォルビオイデスは、南アフリカ原産の冬型塊根植物で、別名が「黒鬼城」とやたら格好いい。主幹から複雑に枝分かれし、密に詰まった独特の樹形が特徴です。枝先の細く青白い葉と、花が枯れ残ったトゲ状の針がなんとも個性的で、若株は黄金色のなめらかな表皮だけど、古株は焼け焦げたような質感になるらしい。

というわけで、メルカリで個人の趣味家さんから購入したのが5粒入りのヤツ。値段は送料込で1,555円だった。届いた袋にはおまけでプラス1粒だったので合計6粒。ありがたや。

2023年11月10日、さっそく種まきから。

オトンナ・ユーフォルビオイデスの実生

種は綿毛つき。フワフワでかわいい。

あまり深くならないように、土にそっと種を置いてサラッと土をかける感じで。

オトンナ・ユーフォルビオイデスの実生

置き場所は冬前だったので室内LEDライトの脇で少し光があたるところに配置。

すると、数日で発芽!それも6粒すべて発芽という優等生ぷり。

時期的に冬になるタイミングだったので、ちょっと心配してたけどLEDライトの効果もあったのか、冬のあいだもすくすく成長してくれました。

で、春を迎えて5月ここまで成長!

オトンナ・ユーフォルビオイデスの実生

ぷっくりした塊根。葉も旺盛に伸びている。この角度だとわかりづらいけど花芽も出てた。いい感じだー。

プレステラ90の鉢がもう窮屈そうなので、ここからは一株一鉢の体制に移行していきます。

オトンナ・ユーフォルビオイデスの実生

鉢替えで実生を並べてみたところ。こうするとサイズの大小はもちろん、形状もさまざまでじつに個性的です。上段の中央に花芽が少々。

それぞれ植え替え完了。整列させてみた。

オトンナ・ユーフォルビオイデスの実生

これからは、パネル型のLEDライト直下に配置して育成していくことにします。水やりは2〜3日に1回くらいを目処に、乾いたらあげる感じで。肥料はアガベらと同様に、3回に1回くらい薄めにあげていく。

ユーフォルビオイデスは、耐寒性と耐暑性に優れていて乾燥にも強いので、よっぽどのことがないかぎりはこのまま順調に育っていくはず。できるだけ水を切らさないように甘やかしていくのがポイントかなー。

ここからどう成長してくんだろうか。楽しみしかない。

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この記事を書いた人

趣味は園芸。東京在住5人家族のお父さん。気づけばアラフィフ。都内の狭小住宅のベランダで植物を育てています。最近は、アガベなどの多肉にどハマりしながら、パキポなどの塊根に手を出しつつあります。ヤバい。