冬型塊根植物、チレコドン属の「ペアルソニー」。
冬型の植物は夏越しからちゃんと起きて(葉っぱが出て)くれるかどうかドキドキするものだけど、無事に今年も元気な葉をたくさん展開してくれたようで、ホッと一安心。
ペアルソニーを手に入れたのは2022年の夏頃。このチレコドン・ペアルソニーをきっかけに冬型の塊根植物にハマってしまい、それから散財することになった思い出の株でもありますw
チレコドン ペアルソニー 白象 / Tylecodon pearsonii
「チレコドン・ペアルソニー」(Tylecodon pearsonii)は、ベンケイソウ科チレコドン属の冬型コーデックスで、南アフリカからナミビアが原産。日本では「白象」という和名で知られています。
この株は形がちょっと変わってて、「レ」みたいな株姿なのが特徴的です。幹が伸びてる方向には成長するけど、反対側は絶壁で葉も出なければ塊根も成長しません!といった風。
でも、この非対称でアンバランスな株姿がまたいいんだよなあ。お気に入りです。
円筒形で青みがかった緑色(青磁色)の葉もなんとも可愛らしい。ずっと見てられるぞ。
さらに特長的なのが、葉が落ちた後の枝部分が丸く白い形状になるところ。見ようによっちゃ気持ち悪いんだけど、まさに珍奇というか奇怪というか…。
ほんと個性的だし面白い。盆栽ぽいたたずまいでもある。
ごつくて茶色い幹肌にまさかの白い枝、青磁色で多肉っぽい葉っぱのコントラストがたまらない。
ペアルソニーはあまり大きくならない冬型コーデックスで、成長もとにかく遅いのでこのままのサイズ感でしばらく楽しめそう。ただ、それゆえに冬型塊根は作家鉢に植えかえたくなる衝動を抑えるのが大変だったりもするw
ちなみに、まだ花は咲いたことがないのでこれからが楽しみです。今年こそは咲くのだろうか?
冬の室内とはいえ、LED直下でやや横ぐらいに配置しているのでめちゃ元気。手を上げて万歳してるみたいだw
育て方
置き場所
- 春秋はベランダでよく日を当てる(直射OK
- 真の直射日光は避けて遮光する
- 夏に葉を落としたらベランダの棚下へ移動
- 冬はベランダでよく日を当てる
- 最低気温が10度を切るようなら室内へ移動
水やり
- 春秋は乾いたら水をたっぷり
- 夏の休眠期は月1でさっと水やり(断水はしない
- 冬も乾いたら水をたっぷり
- 冬の室内はLEDなので乾いたら水をたっぷり
ペアルソニーの育て方でいうと、けっこう肥料が好きな種類らしいので、生育期には3回に1回はハイポネックスを与えてます。もちろん、薄めで。あと気を使ってるのが、葉っぱがけっこう取れやすいので、水やりの時や移動させる時は注意して動かしてたりしてます。
今年は去年より枝の数が多い気がしているし、葉っぱの勢いも旺盛なので順調な様子。今の育成方法で大きく間違っているとかはなさそう。この状態を維持しながら冬越しを頑張ろう。
それはそれとして、この株は「レ」型が個性的なんだけど、定番の「山」型のペアルソニーも気になってるんだよなあ。山形で良株があったらまた手を出してしまいそう…。